とかく田舎の発展は時間を要するもので...

実家に戻って一日。
することなく近所の商店街を小さな妹(7)とフラフラ。
昔よく通ってた駄菓子屋にふと立ち寄ったところ、軒先で店主のおばちゃんがBB弾エアガンを買いに来たであろう小学高学年くらいのボウズに使い方の説明をしていた。
おばちゃんは16発式のBB弾を構え、ためらうことなく向かいの家に向かって
「いいかいこうやって撃つんだよ。バンバン!」と2,3発。すると中学生が「うんうん、わかった」と頷いている。おいおい、目の前に小さい子がいるんだぞと思いながら横目に見てると、続けて2,3発。「わかった」と今一度確認するボウズ。一体、何が分かったのだろうか。
絶対に人に向けて打ったら駄目だよ?といつもながら通過儀礼的セリフ。逆の意味ですごく説得力があるなぁと感心。
目の前に私と小さな妹(7)が立ってるにも関わらず、頭上で発砲を続けるその店主の姿を見て、ボウズは明日にでも人を撃つこと間違いない。説明が終り、駄菓子屋を後にする中学ボウズを見送りながら、私は思わず「ヤッチマイナ」と小声で呟く。そして妹の手を引き、さっそく店内へ。数はかなり減ったが見覚えのある品揃え、聞きもしないのに近況を教えてくれるおばちゃんに懐かしさを覚えつつ、妹のお菓子を探す姿に和んでいた。「結構多いかな?」と思いながらレジのようなガラス台の上にお菓子を7点並べ、清算してもらうと合計金額が125円だとか。さすがにちょっと申し訳なく思う。200円くらい置いて行けばよかったかな?


【今日の一曲】
甘えんぼ / 大塚愛