FE, PE試験

日本には技術者としての最高峰資格「技術士」という資格があります。



合格率でいくと一級建築士の10倍難しいとされる資格です。

(実際はテスト内容がかなり違うので比較できないと思うんですが)
技術士という資格は、大学院入試のようなテストである技術士補試験を受けて、次に論述方の技術士試験にチャレンジするシステムで、段階的にステップアップしていく試験なのですが、米国にも同じような資格があります。



技術士補に相当するのが、Foundamental of Engineerign : FE
技術士に相当するのが、 Professional of Engineerign : PE
両者ともマークシート方式の試験で、日本の技術士と異なり、論述タイプではありません。しかし試験時間がFE,PEともに8時間に及び、値段もかなり高い。また、問題数もかなり多いため、TOEICのような解き方をしないといけないようです。(伝聞情報。テスト問題未確認。)



技術士は、一応、医師・弁護士に並ぶ資格とされているようですが、これら2者と異なり業務独占権がありませんし、取ったからといって世間的に何か優遇されることは特にありません。業務上は有名無実で、信頼資格となっているのが現実です。一方で米国技術士は、エンジニアを名乗るにはこのPEの資格が必要で、PEの認可なしには出来ない工事等もあるようで、業務独占資格となっています。



一昨年ですが、技術士補まで取得したのですが、その後ドイツ語検定に走ったため、技術士を受けていません。今となっては、業務独占権の無い技術士をとるよりも、PE,FEを取った方がいいのではないだろうかと考えています。留学が終わり次第すぐFEの勉強に取り掛かり、まずFEを受けてみようと思います。FEが取れたら、PEへ進むか技術士へ進むか再検討しようと思います。